ピカソがゲルニカを描く事になる1930年代後半に、彼の妻だったドラ・マールの所蔵していた品々が公開されている。
ピカソと別れた後もドラ・マールの人生はもちろん続いた。
それがどのようなものだったのか、我々は知るよしもない。ただ、彼女がピカソと過ごした時期が、彼女の人生にとってとても大きなものであっただろう事は想像がつく。
彼女は1997年に90歳で死去する。
死ぬまで450点にのぼるピカソの作品を所蔵していた。
その品々はオークションに出されたが、幸いにもパリのピカソ美術館の手に渡り、今回それらが公開されているのだ。
ピカソと出会う前から写真家として名を成していた彼女は「ゲルニカ」の製作を段階を追って撮影している。これら作品も大規模に上手に見せてくれている。
会期は2006年2月15日から5月22日まで。
※この期間には通常の展示は全然見られませんのでご注意を。
しかし、マン・レイの撮った写真を見て思ったのですが、彼女ってマドンナそっくりです(笑)。