インスタント味噌汁の「あさげ」は、乾燥させた具が入った袋と味噌の入った袋の二つをひとつの器に入れて、それにお湯をかけてつくる。当然ながら。

今日それが何セットか入った袋をあけて、「実に日本的サービスだなぁ」と感心したことがある。

それは、具、味噌、具、味噌と、交互に袋が入れられていたという事。確かにこうしておいてもらえれば、取り出すときにひと手間省けますな。実にゆきとどいたサービスです。

もし、外国のこのような製品だったら、確実に具の袋と味噌の袋は、がさっとカタメて入れられていたことだろう。

「こういうサービスって本当に必要なのか？」という声もあるのだろう。「それよりも一円でも安くしろ」と。でも、こういう細かいサービスを実行するところが日本の真髄なのかもしれません。

決して見えないし、宣伝しているわけでもないこういう所に手を抜いていない「あさげ」は、だからロングセラーになっているんでしょう。