今日発表された日本航空の減便は、観光客の多かった路線ばかりである。

週三便あった成田ラスベガス線は廃止。
毎日二便週十四便もとんでいた成田ロンドン線は半分になる。
これを利用してヨーロッパ各地へ行くパッケージ旅行は多かった。

２月には１０万円のイタリアパッケージ旅行なんてのがあるが、これに提供されている航空券なんて５万円程度のものだろう。

最近では企業の出張にパッケージツアーを申し込む人さえあるのだ。個人で航空券だけを買うよりも、この方が安いのである。飛行機だけ利用して、あとは放棄するわけですな。

（その料金でホテルや食事をつけるとしたら、いったいどんなものが提供されるのか、どんな魔法をつかっているのか、と思いませんか？）

こういうアンバランスを解消する為にする減便ならば、これは良いことである。物が、その価値を著しく疑わせるような値段で投売りされるようでは、本当に価値のあるものでさえ、その価格を疑われる事になりかねない。