朝10時にはすでに−22度。
11時から犬ぞり体験に行ったが、気温はむしろ寒くなってきた。今日は晴れているからよけい寒くなる。
川沿いにあるハスキー・ファームに着くと、すでに犬達は待ちきれない様子でワンワン吠えたてていた。「はやく走らせてよ〜!」という感じである。
けして「寒いからもういや〜」というのではない。
通常は二人一組になり、ひとりは橇に座り、もうひとりが後ろで立ってコントロールするカタチをとるのだが、今日は三人座って、スタッフがひとり後ろに立った。
橇を引く犬達は総勢12匹体制。
けっこう長い橇となる。
スタートするといきなり犬は猛ダッシュ!
木々の間を突っ走っていくのだから、後ろの橇に乗っている我々にも危なく枝が顔に当たりそうになったりする。トナカイ橇と違って、犬ぞりは気楽に乗っているだけではすみません(笑)。
少しアップダウンの後、完全に氷結した川に出る。
と、再び犬達は猛然と駆け出した。
しかし、犬はペース配分というものを考えてはいない。
15分もすると息が荒くなってくる。ここらでちょうど中間休憩。
犬達は暑くなった体を雪の中にもぐりこませて気持ち良さそうだ。
−23度でも、犬達はこうなんですね。
人間様は、目だし帽で出ている目の間が、がんがんするほど痛くなって前も見ていられないほどの寒さと風だと感じていたのに。
いや、ほんとに寒かったんです。