サーリセルカを出て南へ一時間。
ソダンキュラの町はずれで、オーロラ・アカデミーなるものを受けに行った。オーロラ・コタで行われているという。
午後3時半を過ぎるともう真っ暗。雪に埋もれた針葉樹林の中の道は街灯さえない。そんな道をバスはゆっくり進む。運転手も初めての場所だったらしく、間違えてユーターンしたりしながらやっとたどり着いた。
その場所はまさに先住民の住居コタ(小屋)。30人も入ればいっぱいになってしまう場所でトイレさえ外の別棟にひとつずつである。
★写真がその入り口。立っているのがツルネン博士。
迎えてくれたのは、この場所に20年住み、オーロラ研究をしているというツルネン博士。彼が自分で撮ったオーロラ写真やビデオを見せながら、科学的に解説してくれるのである。
オーロラの話も面白かったが、この博士のほのぼのとしたキャラクターがいい感じだった。「オーロラ好きですねん」という雰囲気がよくつたわってきた。
きのう、今日の泊まりはサーリセルカよりずっと田舎のLUOSTというスキーリゾートである。ここは昔からアメジスト鉱山がある場所。ホテル名もルオスト・トゥントゥリ・アメジスト・アンド・スパ。アメジストをはめ込んだ装飾の温水プールがある。
ほんとに何もないけれどリラックスできる場所です。