パリを出発し帰国の途へついた日ですが、昨夜のバレエの話の続きです。
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この光の色、影、カタチ！
もうひと目でドガの描いたパステル画の世界である。
舞台の演出をした人は楽しかっただろうなぁ。

オルセー美術館の一番上の階にあるくらい一部屋。
ここは退色しやすいデッサンやパステル画を展示してある。ドガやドラン、ロートレックといった人々の本当のデッサン力が理解できるのは、こういった場所だと思う。

現代に生きる我々は、ドガの見たような舞台の光を普通なら見ることは出来ない。なんせ100年前なのだから、電気のちからも照明の能力も今とは比較にならないのだから。

絵の中で見知っていた光の世界を、擬似再現ながらこうしてみられるというのも、こういったオマージュ作品の楽しみだろう。