ハイデルベルグ大学の学生牢を見学すると、同時にこの歴史的講堂も見学する事ができる。せっかくなので、今回は皆さんに入っていただいた。

この部屋は左右の高いところに向かい合って演題があるのに気が付く。これは、かつて意見の違う両者が聴衆の学生の前で意見を戦わせる為につくられたそうだ。

こりゃあ、のほほんと授業するのと分けが違う。真剣勝負ですよね。この知的決闘に勝って学生やひいては大学の信頼を得ていくには、「雄弁術」が欠かせない。

時に学問とは最終的には埃まみれの本の山の事ではなく、それによって聞く人の心を動かす技術の事をさすのかもしれない。