素人目にも日本の将来を左右するように見える選挙戦が始まった。
今回はいろいろな形で、政治の素人さんが名乗りを上げている。当選すりゃOKといえばそうだけれど、なんだかドタバタしすぎると思わなくはない。

しかし、もともと政治というのは、それを行うプロに任されるべきものなのだろうか？そこを少し考えてみても良いのではないか。

庶民感覚をなくして「先生」に祭り上げられている議員さんに、ほんとうに我々庶民の事がわかっているのか？　全く自分と違う世界に住んでいる「先生」が、好き勝手をやっても、「わしに全て任せておきなさい」と煙にまかれて、庶民にはどうしようもないのではないか？

政治家というのは、もともとその職業の発生においては、それによって生計を立てるべきものではなかった。他に生きていく手段をちゃんと持った者が、無報酬で自分の属するコミュニティの為に行なうのが政治だった。

今でもコペンハーゲンの市議会議員は一般人が兼業している。仕事を終えた後に議会に行くので午後4時半から始められるのだそうだ。

「素人に政治はまかせられません」と言われれば昔はどうしようもなかったけれど、今は素人だからこそ古い因習を断ち切って進む事が出切るようである。

しかし、田中康夫ってだんだん政治家の顔になってきた様に見えます。