本日より5日間シンガポールへ。
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日本のJRに導入されているSUICAのようなものが、世界の「切符」の主流となりつつある。
だいぶん以前にフィンランドでこのようなカードを機械にかざしている乗客をみてびっくりしたものだったが、今に世界の常識化していくのだろう。
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シンガポールの場合、この「EZリンクカード」は、SIN$15(=約1000円)を払うと7ドル分が予めチャージされたカードを発行してくれる。5ドル分は戻らないが、3ドルは使用が終われば払い戻されるシステム。
「便利なのは分かるけれど、5ドルは払い損?」と思いがちだが、実は違う。バス、地下鉄共に、このカードを使った方が料金が断然安くなるから。最低バス運賃が80セントのところ、このカードならば63セントですむ。
もし、このカードではなく、一回券を買うとしたら、事は日本のように簡単ではない。最低料金が1ドル80セントの地下鉄料金には、実は1ドルの切符そのモノにたいする料金が含まれていて、それを払い戻すと1ドルが戻ってくるという、めんどくさいシステムが導入されているのだ。いちいち降りるたびに払い戻しなんてやってられませんわいな。
シンガポールでは紙の切符というのは以前からなくなっていたが、これでほぼ完全リサイクルの切符となったのである。