今日はゴールナーグラートから少し降りて、ローテンボーデンからのハイキングである。心配していた天気も上々!ほっとします。
お昼ごはんは「SONNNE」というホテルで作られるおにぎり弁当。
おにぎり三種、りんご、ミネラル・ウォーター小、キャンディ5つ、クッキー3っつほど、というメニューである。
マッターホルンをはじめアルプスの山々を見渡してのお弁当に、こうしておにぎりが出てくることは実に嬉しい。
日本人の食生活は、近年どんどん外国料理に侵食されているが、このおにぎりや醤油せんべいこそが最後の砦だと思う小松である。
「ここまで来て、おにぎり?と始めはおもったけど、やっぱりおいしいわねぇ」
そうでしょう、そうでしょう。
私なんぞは皆様からひとつづつ残りをもらって、8つも食べてしまいました。
***
思い出したのはアメリカでであった通訳さんの事。
日本人のお顔をして、しっかりした日本語を話されていたのですが、だいぶ打ちとけてお話していると、、「おせんべいって、なんだか臭くありません?あの醤油の焼けたにおいが。。。」と言われたのです。
へぇええ!っと、心の中でびっくり仰天しました。
伺ってみると、子供時代はずっとオーストリア暮らしだったとの事。中学ぐらいから日本へ戻ったそうですが、すでに食の基礎はできてしまっていたのでしょう。食べ物の事で日本人のボーイフレンドと衝突しまくったそうです。ま、分かりますな。。たいていの日本人はお醤油の焼けた匂いを「臭い」とは感じません。
現在はアメリカ人のご主人と結婚して、アメリカに御住まいです。
やはりアメリカは、いろいろな食感覚のメルティング・ポットなのでしょう、良くも悪しくも。