世界の写真」では
国別に小松の撮影した写真をお見せしています。

ツアコンモバイル通信」は
日本旅行HP内に掲載した
お話を国毎にまとめました。

手作りの旅》は
こま通信」企画の旅です。
こま通信のお問い合わせは
komatsusin2@gmail.com

までお願いします
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録


★ こま通信日記 ★


2005 年 6 月
   1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30   


Search
44歳の現役力士
2005-06-30
新聞の「ひと」欄で、現役最高年齢の力士「一ノ矢」という人が紹介されていた。「私と同年輩で相撲とりつづけてるんですか、すごいなぁ」と思ってしらべてみる。

彼の22年間の相撲人生で、最高位は三段目6枚目(幕内、幕下の下にあるのでそう呼ばれる。相撲は一場所7番だけである)。それは入門九年目の平成三年7月、31歳の時である。幕下にさえ一度も上がったことはない。

同じ部屋にあの朝青龍がいる。
朝青龍は平成十一年入門し、夏場所にはすでに三段目75枚目。9月には幕下53枚目入りした。
一ノ矢は、同じ年1月には三段目93枚目にいたが、9月には序二段67枚目に格下げとなっている。

彼は朝青龍が新弟子の時からよく面倒を見てきたそうだ。
その新弟子はあっというまに兄弟子を抜いて角界のトップに君臨している。

印象的だったのは、その朝青龍が、番付が天と地ほどは離れているにもかかわらず、一ノ矢には「さん」付けで敬語で話すという逸話であった。

世の中誰もが地位やお金を得られるわけではない。
がんばってはいても、朝青龍のような「勝利者」になれない人はたくさんいる。
いや「勝利者」とは言いたくない。それでは地位やお金を得られなかった人は「敗者」であるという事になってしまうから。

よく考えてみよう。
自分は、あなたは、いったいどういう人に敬意を払うのか。
地位のある人か?お金のあるひとか?

相撲取り一の矢が今後関取になれるとは、あまり思えない。
しかし、だから彼の選んだ人生が成果のないものであったとは思わない。いや、彼自身が、誰にもそう思わせない人生にしていった。

彼の貫いた信念が、あきらめないで、事故なく幸運に慎重に相撲をとってきたことが、朝青龍にさえ敬意を払わせる人にさせた。

私は、信念を実行している人に敬意を払いたい。
できれば、自分もそうありたい。

Back
予定なし
  • (2014-9-17)


  • (2014-9-17)


  • (2014-8-17)


  • (2014-8-14)


  • (2014-8-14)