2001年9月以降、アメリカへ行く事はあってもニューヨークへは行っていなかった。

あの日「アメリカがなんだかすごいことになっていますね」というメールをもらい、なんだか分からないままテレビをつけると、そこには映画にしか見えない光景が映し出された。
世界中の人々が、「その日自分はどこにいたのか」を忘れられない日である。

あの日を境に世界は変わってしまった。
年月が過ぎていくほど、漠然とそういった感慨が深まってくる。

しかし、いったいどのように変わったのか？
正真正銘のその場所に立ってみれば、自分にも分かるものがあるのではないだろうか。

再び超高層ビルが建てられてしまう前に、グランド・ゼロを自分の目で見てきたいと思う。