ハワイというディスティネーション（旅行業界でこういう時には、旅行先をさします）は、実に奥深い。

「はじめて行って、最後にいく場所」なのだといわれる。
つまり、全く初めて一生一度の海外旅行先にも適しているし、世界中を旅してきた上級トラベラーにもまた、素晴らしいと言わせるだけの魅力を持っているという意味である。

私もまたこの意見に同意する。

ホノルルだけを見ていたのでは、この言葉の意味はあまり分からないだろう。マウイ、ハワイ、カウアイ、ラナイなどのアイランドにも行ってみてはじめてこの意味が実感できる。

富士山より高い山があり、活火山があり、グランドキャニオンのような深い渓谷がある。

ハワイ特有の高山植物があれば、熱帯の植物も茂り、荒涼とした月のような景色もある。

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今日はそんなハワイを、これから旅行のセールスのプロになろうという方々を前に、1時間半で解説したわけである。

長年この業界にいる人ならば、それなりにハワイについてのイメージはあるだろうから、私の話はそのひとつの見方を紹介する事でしかない。少しでもお役に立てたらならうれしい。

聞き手の皆さんの多くは、今年の4月からの新入社員。
誰でも、仕事をはじめたごく初期の記憶というのは、ずっと残っていく。注意して話をしなくてはいけませんね。