通常のイスタンブール観光では登らないガラタ塔だが、絶対に登る価値がある。ただバスが止めにくいとか、入場料がかかるとか、時間がないとか、そんな理由で行程に入れていないパッケージツアーがほとんどなのは残念である。
この塔は、1204年第4回十字軍による征服の時には今と同じような形で存在していた。一説によると6世紀のアヤ・ソフィアと同時期にあったという。(それはちょっと古すぎるような・・・)。とにかくローマ帝国の流れを汲むビザンチン帝国時代から、ベネチアによるラテン帝国、オスマントルコ、現代に至るまで、イスタンブールという都市の栄枯盛衰を見てきたわけだ。
今は内部にエレベーターが設置されているが、それでもも降りてから二階分ほど木製の螺旋階段をのぼっていかねばならない。
一説によると、ライト兄弟よりはるか以前、ここから羽をつけて飛び出し、見事金角湾を渡った輩があったそうな。
いや、大真面目な記録だそうです。