アムステルダムの終日観光。
雨だが美術館の見学が主なのでそれほど問題はなかった。
しかし、国立美術館もゴッホ美術館もすごい混雑であった。
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ゴッホ美術館ではエゴン・シーレ「Love and Death」という特別展をやっていた。限られた時間(なぁんと1時間だけしかとれないんですよ。。観光中の美術館だからしかたないのですが。。。)なので、さっと見るだけであったが、私にとっては初めてまとまったシーレ作品に出会う機会であった。
シーレは28歳で、スペイン風邪により亡くなっている。
短い期間だから変化する暇がなかったのかもしれないが、それにしても、16歳頃の作品からすでに独自の世界が展開しているのに驚かされた。
シーレは初めからシーレだったのである。
初めて登場した時にすでに到達点にいるような人のことを「天才」というのならば、彼はまさにそういうタイプの人なのではないか。
あがいてあがいて、何かを得られれば、、とがんばっている私のような者にとっては、こういう存在はまぶしいばかりでした。
「まぶしい」というには、あまりにどろどろした作品ばかりのシーレですが(笑)。