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オーストラリア・グランプリ決勝
2005-03-06
今朝はきのうよりはだいぶましな天気だが、それでも午前中早い時間には一度雨に見舞われた。実に変わりやすい天気のメルボルンである。
二回目の予選が行われる頃には雨は降っていなかった。
前日OUTしたHONDAの佐藤琢磨は一番手の出走、そのあとに早くもM・シューンマッハの出番である。
しかし、コースに出て一周すると、あれあれ?両者ともパドックに戻ってしまった。
今年は二回の予選のどちらかのタイムではなく、両方の合計で争うので、いまさら二回目をがんばってもあまり意味はない、ということなのだ。
さらに、今年からの規則で、タイヤ交換は原則してはいけないので、本番までできるだけタイヤを良いコンディションに保つ目的も大きいそうだ。
今回、付け焼刃ながら、F1について調べてみると、近年早くなりすぎたレースを抑制しようとしている、協会側の意図がよくわかった。
コンピューターの導入により、どんどん進歩する機械は、もう人間の能力がついていける限界にきているのだ。
賛否はあるだろうが、このような規制は必要なことなのだろう。
しかし、F1というのは地上の「世界最速」レースを目指しているのは変わらない。よって、各チームの技術者たちはこの規則を何とか乗り越えて、より早く走るマシンを誕生させようとする。
この葛藤もまたF1レースの見所だといえるだろう。
マシン製作者の比重はどんどん増してきている。
とはいえ、最高のヒーローは必ずドライバーなのだけれど。
***
レースの仔細については、また改めます。
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