インドから帰国してすぐにGWトルコのことで振り回された日だったのですが、インドの話を続けます。
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昼頃からホテルの庭が飾り付けられていて、なにかパーティがあると思っていたら、それは結婚式であった。
マーケットに出たメンバーも、いくつも結婚式の行列に出会ったといっていた。どうやら今日は日が良いらしい。
夜、8時ごろにでてみると、そろそろたくさんの親族らしき人が、きれいな晴れ着に身を包んであつまっていた。
数人でものめずらしそうにそのあたりを徘徊していると、案の定ひとりのおじいさんが話し掛けてきた。
それはそれは強烈なインド訛の英語であったが、
「アイム・ブライズ・グラン・ファザー」
あ、お嫁さんのおじいさんなんですね。
彼は訊ねもしないのに、いろいろとうれしそうに話をしてくれる。
コーヒーチャイを手渡してくれる。まわりの人も紹介してくれる。
なかに、花嫁の母というひとがあったが、彼女だけはとぉっても心配そうな顔をしているのだった。
しかし、その会場にはまだ、花嫁も花婿もいなかった。
強烈なインド訛の英語によると、ここは花嫁サイドのパーティー会場で、花嫁はホテルの部屋で待機しているのだそうだ。
やがて新郎サイドのパーティーがこちらに到着し、それから花嫁が登場して本格的に始まるんだそうだ。
と、ホテルの入り口の方が騒がしくなった。
行ってみると向こうからディズニーランドのエレクトリカルパレードの様な一群が、けたたましいタイコの音と共に門を入ってくるところだった。
新郎はどこ?
そう!この白馬にまたがったヒゲの方なのです。