アジアとヨーロッパを隔てるボスポラス海峡と、そこへ地中海から入っていくところにあるダーダネルス海峡。ここにあるのがガリポリ半島である。

今朝は、チャナッカレから出発し、海峡を渡り、凍えるような寒さのフェリーのデッキに出てこの半島を眺めた。

トルコに行く度、この半島へ「いつか行こう」と思う。

私のトルコについての印象を決めた一冊「ケマル･パシャ伝」を読んで知った事だが、ここが後年アタチュルク（トルコの父）と呼ばれることになる、ムスタファ･ケマルの正念場であったからである。

いや、はじめはそんな気持ちだけだったが、
調べていくうちに、NZランドやオーストラリアにとっても、大変大きな戦闘であったことが分ってきて、ぜひともこの目でこの足で現場を確かめたいと思うようになった。

初めてトルコに来た頃、ホテルのエレベーターの中で一緒になったオーストラリア人が「祖父の墓参りに来た」と言っていたことを思い出すのだ。

なんとしてもGWでこの十年越しの念願を果たしたいと思っている。