シュットットガルトの町は、クリスマスのツアー以外では、なかなか行くことがない。しかし、今回ガイドさんについていただき、説明をうけて、思いがけなくわかった事がある。
もう10年程前になるだろうか、チュービンゲンの町へ行った。その街の大学は「ヒゲのエバー侯によって設立された」と解説があったのだった。しかし、その本には、何故彼が「ヒゲのエバー侯」と呼ばれるのかについては書いておらず、私にとってたくさんある疑問のひとつとなって残っていた。
今回そのエバー侯が、ベースにしていたのが、シュットットガルトで、そこに彼の像があった。
彼はトルコとの戦争の際、「ここで勝ったら、一生ヒゲをそりません」と神様に誓った。それを死ぬまでまもったので、この仇名をもらったという話だったのだ。なるほどね。
こういう疑問が思わぬところで氷結するのが、旅の楽しみのひとつである。