セザンヌの故郷エクスの町では、彼のアトリエが生前のままに保存され公開されている。
かつて幼馴染のゾラが病気見舞いに持ってきてくれて以来、大好きだったりんごもある。遅筆だったので、「絵が出来上がるまでに、りんごの方が腐ってしまう」とまで言われていたが、静物画でよく利用していたこのりんごは、今でもスタッフが新しいものを補充している。
「あそこには、なんだか人の気配がしていたんです。アトリエに入ると急に苦しくなったんです」と言う方が前にあった。
そうか、こんな場所を訪れると、今でもセザンヌを感じる人があるのも無理はないですなぁ、、、、と思っていた。
しかし、今回。。。。
下の階のトイレに行った方が、出ようとしてドアを押してもなかなか開かなかった。そして、外から、低く男性の声が聞えた。。。
直後にドアは開いたのだけれど、外には誰もいなかった…。
南仏の陽光降り注ぐ、午前11時の出来事ですが、、
果して、セザンヌは、まだそこにいるのでしょうか??
★写真は、アトリエへの入り口です