世界の写真」では
国別に小松の撮影した写真をお見せしています。

ツアコンモバイル通信」は
日本旅行HP内に掲載した
お話を国毎にまとめました。

手作りの旅》は
こま通信」企画の旅です。
こま通信のお問い合わせは
komatsusin2@gmail.com

までお願いします
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録


★ こま通信日記 ★


2004 年 10 月
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       


Search
大混雑の展覧会をどうまわる?
2004-10-29
上野東京芸大美術館での「興福寺国宝展」へ行った。
11月3日までという会期末で、予想どうりというか、予想以上にというか、大混雑していた。

こういう時に、展示のはじめから順番に見ていくのは、時間の無駄だと考えた。だって、人垣が二重どころじゃない。

まず、入り口に置いてある出品一覧表を見て、自分がいちばん見たいもの見に行くのだ。今回それは、間違いなく鎌倉時代の木彫群。
四つに区切られた展示室のうち、三番目にそれらがあった。

美術展を構成するキュレータ−達は、もちろんいろいろなストーリー性を考えて、展示物を配置している。それは、よくわかる。
だから、こういう目的物へ一目散的な見方は、そういう構成者の苦労を無にしている訳だ。

しかし、はじめから律儀に見ていったら、本当に見たいものにたどり着いた頃には、きっと疲れてしまってるんですよ。

建物内では、第一と第二展示室が地下二階にあり、
第三と第四展示室が地上三階にあるという、かわった構造である。
まず、一度地階に入ったが、すぐにエレベーターで三階に上がった。

そうすると、第一展示室のような行列はここでは、見られない。
もちろん混雑しているのには変わりないが、辛抱強く行列して展示物へにじり寄るような雰囲気は薄れている。

はじめから律儀に見てきた人は、ここまで来るのにだいぶん疲れてしまったわけだ。

展示物をよりよく見るためには、自分の体力が不可欠である。どんなに良いものでも、疲れきったときに見せられては、それを感じ取る感受性が鈍化して、感じるものも感じられない。

だから、自分の体力を考えて、美術展の何を見るのかを決めるのも、ひとつの方法なのである。

※長くなったので、展覧会自体の内容については、別に書きます。
写真は、興福寺の五重塔夜景。








こういう見方は、人によるので、一概には薦められないが、私には有効であった。



Back
予定なし
  • (2014-9-17)


  • (2014-9-17)


  • (2014-8-17)


  • (2014-8-14)


  • (2014-8-14)