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早朝のグランドキャニオン
2004-09-09
朝夜明け前に起きて空港へ行く。
18人乗りの飛行機に乗り込む頃には、丁度朝焼けが美しかった。

離陸すると、すぐにラス・ベガスが砂漠のど真ん中に作られた人工都市だと実感する。それを支えている水を供給するフーバーダムが見えてくる。

1931年に造られたフーバーダム。人類の成した土木工事の中でも、屈指の大工事である。そういえば、一度陸路グランドキャニオンへ行った時にその堰堤をバスで走ったことがあった。

約一時間20分のフライトでは、グランドキャニオンが朝焼けの中に美しく姿を現していく様が見てとれた。
グランドキャニオン空港に降り立つと、高原のひんやりした空気が気持ちよい。ここの標高は富士山の五合目ぐらいになるのだそうだ。州もかわってアリゾナ州となる。本来ならラス・ベガスのあるネバダと一時間の時差があるのだが、ネバダが夏時間を使っている間は同じとなる。

朝の2時間程、グランドキャニオンのサウス・リムをまわる。
この時間、私が見た中でも最良のグランドキャニオンを見ることができた。
**
午後2時には、ラス・ベガスのホテルに帰りついていた。
グランドキャニオン帰路の飛行機では雨のカーテンをくぐり、稲光さえみえたのだが、その雨雲がどうやらラス・ベガスにも来る。

午後3時には猛烈な風を露払い役として、熱帯のような雨が街を覆った。ホテルの広いガラス窓からそれを見下ろしながら、今日の観光が早朝でよかったとつくづく思う。
***
夕方には雨は上がり、夜はイルミネーション・ツアーに参加。
なかなか良い写真が取れたと思う。
「ツアコンモバイル通信」で、帰国後公開します!

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