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在仏のイスラム教徒のチャンス
2004-09-01
イラクで拉致されたフランス人ジャーナリスト二人の解放要求は、フランスの学校で施行されている「宗教的スカーフ禁止法」を止める事である。

そんな事まで、人間の命と引き換えに要求するとは!
これこそ理不尽の極み。これじゃあ何でも要求できてしまう。

(ここでちょっと思い出したのは、沢田研二主演の「太陽を盗んだ男」。犯人の要求はその時やっていた野球ナイター中継を試合の終わりまで中継することだった)

この事態に対して、最も効果的に発言できるのは、誰か?
それは、当の在仏イスラム教徒たちである。

「スカーフ禁止法」が、彼らにとって理不尽だと感じられるのは分かるが、ここはひとつぐっとこらえて、次のように発言してみてはどうだろうか。

「スカーフ禁止法は、廃止されるべきであるが、その為にイラクでフラン人ジャーナリストが人質にされるような事は、誤りである。我々在仏イスラム教徒は、彼ら二人が即時無条件で開放される事を求める。」

こういった発言がされたならば、彼らの信頼が高まる事は間違いない。
今回の事は、在仏イスラム教徒をさらに憎悪の対象にさせる危険がある反面、好感を高めるチャンスでもあるのだ。


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