JALの機内でも最近の流行からか、韓国の映画を見ることができる。
今回「ラブストーリー」という邦題がつけられた作品を見た。
内容は二世代にわたる、時間軸の長い恋愛ドラマで、日本の少し前の純愛ドラマと言った風情であった。

それほど興味もなく見始めたのだが、1972年に主人公の男性が戦争に行くシーンがでてきて、はっとさせられた。
日本人にとっての昭和47年とは万国博覧会の翌々年。
もう戦後というものから決別し始めた時期にあたるのかもしれない。
しかし、韓国人にとってその時期は、アメリカのおつきあいでベトナム戦争に行かされていた時期なのだ。日本とは比べようもない過酷な時代背景がある。

たとえ恋愛映画であっても、日本と韓国は決定的な時代背景が存在する事を認識させられたのだった。