5月6日に帰国してから二週間が過ぎようとしている。
これだけの日数を経て、やっと時差が解消したと思えてきた。

ヨーロッパと日本は夏時間でも7時間程度の時差がある。
私の場合帰国しても、先方の時間にあわせてゆっくり寝ているという事はできないので、即日本時間で行動を始める事になる。朝は眠くても起きるし、夜は逆に眠くなくても眠るように努力する。

そういう眠りは、必然的に水面の氷のように薄くなっている。運良く眠れても、ちょっとした物音ですぐ目が覚めてしまう。とても神経質な眠りだったのだ。

それが、帰国後十日を過ぎた頃から、眠りがぐんと厚みを増して安定感がでてきた。「ああ、うれしい！」。

皆様！お気づきでないかもしれないですが、時差のない生活が送れる事は、それだけで実に幸せなんですよ。