「テロリストによる攻撃で、民間人の死傷者が出るケースが相次いでいます。」とニュースが言う。でも、民間人とテロリストとの違いはどこにあるのか。

今、「民間人」の範疇にいるらしい自分自身。とにもかくにも守るべき日常生活がある我々を「民間人」とよぶらしい。けれど、そんな生活を、家族を、突然誰かに破壊されたとしたら、私はいとも簡単に「テロリスト」に豹変するかもしれない。

誰かを絶望させる事は、「テロリスト」を増産する事。「民間人」が犠牲になると、たくさんの「テロリスト」が発生することになる。

プロの破壊活動を行なう奴等を「テロリスト」と呼ぶという考え方もあるだろう。しかし、本当にこわいのは、憎しみに突き動かされた行動をとる「民間人」だろう。プロは自爆しない。