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シュタイフのミュージアム
2009-12-10
きのうとはうってかわって雨の朝。

シュトットガルトを出発して西南へ。
ドナウ川の流れるウルムという街から北へ少し。
ギーンゲンという小さな村が目的地である。

バス駐車場からこの写真にも写っている赤い熊の足跡をたどっていくと、テディベアで有名なシュタイフ社がに到着。

マーガレット・シュタイフは1847年にこの村に生まれた。
一才の時の病気が原因で下半身と右手が不自由になってしまったが、それをハンデとしない明るい人生をおくった人のようだ。

もともとこの街の産業だったフエルト加工の手仕事を自分で発展させてゆき、一族で会社をはじめた。そして五十歳をすぎて、ひょんな幸運からあの「テディ・ベア」が大ヒットしたのである。


小松が前回この村に来た時には、この円柱形のミュージアムは建設途中だった。

入場するとシュタイフ社の歴史を簡単に教えてくれるちょっとしたアトラクションからはじまるのだが、これがなかなかの出来である。

クリスマスの時期限定のベア君なかなかかわいかったです。
「世界の写真」参照

***
午後一時にはローテンブルグに到着。
ヴュルツブルグ門のすぐ外にあるレストランで昼食。
ジャーマンステーキってつまりハンバーグであります。

午後二時半、ホテルにチェックイン。
三時からローテンブルグ旧市街の徒歩観光。

この徒歩観光をどのぐらいご案内するかは「添乗員さん」次第。

今日も(入場料は個人払いになるので)最後にヤコブ教会の内部をご案内した。正面祭壇、フリーリヒ・ヘルリンの画いた「巡礼たちをはげますストーリー画」には、火事になる前の市庁舎がえがかれていて興味深い。

そして、もちろん、ティルマン・リーメンシュナイダーの「聖血祭壇」をじっくり解説させていただいた。 自分自身がこの二十年間見続けているうちに心から「素晴らしい」と思えるようになった。ローテンブルグを訪れるすべての人にこれだけは是非見ていってほしいと思う。



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