尾道の港の旧市街から、山上の千光寺までのロープウェイはたった三分ほどである。しかし、この三分間の為にガイドさんが乗車してナマ声で説明してくれるのである。

いまどき珍しいこのスタイルが、何にも知らない観光客である私にはたいへん有効な説明であった。

尾道の旧名が「玉之浦」という名前で、その語源がこのルートから見える大岩の上にあったと伝えられる玉にあったとはねぇ。私にとって街を把握するツボというは、案外こういう逸話なのだ。

三分間の通り一遍の説明だったのかもしれないが、私にとってはとても有効な時間でした。

私もこんな説明しなくちゃね。
だらだら長くしゃべればいいってモンじゃない。